初めてのドライスーツインナー
ドライスーツの中に着るインナーのお話です~ リゾートでライセンス取得された方、本州でも夏場以外にダイバーになった方はドライスーツ着るのが初めてという人は多いと思います。
水中で体が濡れないなんてものすごく画期的なスーツなわけですが、インナー選びはとても重要です。潜ってもスーツ内は濡れないので、当然水着は不要です!
まず、使用するドライスーツについて知っておくことが重要ですが、レンタルで借りるドライスーツはほぼネオプレーンタイプのスーツです。だいたい生地の厚みは3.5mmくらいです。
<ネオプレーンタイプのドライスーツ>
- 日本で一般的なネオプレーンタイプの場合、スーツ自体にある程度保温力があります。インナー選びは季節や水温によって変えればいいのです!
普段着からインナーをチョイスする場合
インナーは 長袖シャツにジャージズボン、靴下といった格好になります。陸がかなり暑い場合は半袖シャツでも可能ですが、基本的に長袖シャツのほうがスーツ内で汗でべとつかずオススメです。ネックシールに重ならないように襟なしがベストですが、襟ありの場合は内側に折り込めば使用できます。
シャツの素材は、できればポリエステル素材がベストです! モンベルなど登山用のインナーは最高です~ 登山用のインナーは汗で体が冷えない素材を使用してるので、まさにドライスーツのインナーとしては最適なんです。 もしくはスキー用のアンダーシャツも同じく適してます。だいたい素材はポリエステル100%が多いですから汗でベトベトになりことがないです。逆に適してないのは綿素材やウール素材・・・ 汗を吸収したあとの速乾性・発散性がありませんからとっても冷えやすいです。普段、綿のシャツやニットは洗濯したあとも、けっこう乾きにくいですよね。
よく皆さんが利用しがちなのが、ユニクロのヒートテック。まさにインナーの王道ですね。
確かに保温性がありますので温かいのですが、実はあんまりダイビングに適してなかったりします・・・
ヒートテックにはレーヨンが含まれてますので、速乾性という面ではちょっと弱いのです。そもそもヒートテックは日常使いがメインですから運動用には作られてないんです。
ただ、日本人のほとんどの方が所有してるアイテムですし利用しやすいので、絶対使用不可というわけでもなく、予備を持っていき汗かいたら着替えるという技を使えば全然ありかもしれません(^^;
季節的に考えれば、GW前から6月くらい、もしくは10、11月くらいは 上記の長袖シャツ1枚で快適かと思います。長袖シャツ1枚で寒いときは、2枚重ねするとか、上にトレーナー・スエットなどを着るといいでしょう。
では、それ以外の真冬や極寒のときはどうすればよいのかといいますと、長袖シャツの上にフリースを着るのがベストチョイスです!フリースの素材は大概ポリエステル・ポリエチレンですから、速乾性・保温性は抜群です! 少し水が染みても弾いてくれます。フリースの場合、ユニクロ商品は得意分野なのでお値段的にも手頃で大活躍すると思います。
あと、アンダーのズボンに関しては、ジムで使用するようなジャージが良いと思います。素材もポリエステル素材が多いですよね~。寒いときは下に温かいタイツは必須です。ジャージや暖パンも裏起毛素材なら最高です。
靴下に関しては、長さが結構重要です!ドライスーツ着た時に中でズボンの裾がずり上がってくるんです・・・。ですので、ズボンの裾をしっかり靴下内に入れ込む必要があります。スニーカー用のショートソックスはNGです。ズボンの裾を巻いてしっかり入れ込める長さを選択してくださいね。寒いときはやはり登山用の靴下なんかは最高です!
ドライスーツのインナーの見本・・・シャツはズボンにIN、ズボンの裾も靴下にINです
ダイビング専用のドライスーツインナー
もちろん、ダイビングメーカーから多数の専用のインナーが発売されています。
ドライスーツでのダイビングを考えて開発されてるわけですから、そりゃ温かいです、、、インナーとしては間違いないです。
ひとつ問題は、お値段が多少張ることです・・・いや、そこそこいい値段します(>_<)
専用インナーはドライスーツの種類によって選択します。ネオプレーンタイプなら下右のような薄手タイプ、シェルタイプですと左のモコモコのタイプになります。
まとめ:インナーの準備
金銭的に余裕がある方や、ドライスーツでのダイビングを継続的に続ける方は、ぜひ専用のインナーをご利用ください。
そうでない方は、とりあえず日常の普段着から選択して、物足りなくなったら専用のインナーを購入したらよいかと思います
ドライスーツをオーダーしてマイドライスーツを作成した場合、首・手首のサイズはぴったりジャストフィットです。ただレンタルのスーツの場合は、極力サイズを合わせて、水没しないようにバンドで止めたりして対処しております。それでも僅かな水没のリスクは当然あります・・・ですので、ドライスーツのインナーは着替えできるように余分にご用意いただくのがベストかと思います。ドライスーツのインナーについて、ドライスーツの着かた、脱ぎ方のポイント・注意点などは、ドライスーツスペシャルティコースで詳しいレクチャーがあります。まだドライスーツ未経験の方はぜひトライしてください!
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